2026年05月11日
お世話になりますm(_ _)m
前回のブログでは、ヘーベルハウスの防水工事|その見積もりは本当に必要?見積もりだけでは分からない判断基準
ヘーベルハウスオーナー様よりご相談いただいた、
現地調査時の様子をご紹介しました。
今回はその続きとして、
実際のバルコニー防水工事の施工内容についてご紹介していきます。

前回の現地調査では、
「ヘーベルハウスの防水工事って、なんでこんなに高いの?」
「見積もりを取ったけど、内容がよく分からない」
というご相談もありました。
実際、防水工事は完成すると見えなくなる部分も多いため、
どんな施工をしているのか分かりづらい工事でもあります。
特にヘーベルハウスの防水工事は、
一般住宅とは少し構造や納まりが違う部分もあり、
現場状況を確認しながら施工方法を判断していく必要があります。

今回は実際の施工写真をもとに、
・塩ビシート防水 機械固定工法
・絶縁シート施工
・IHディスク固定
・立上り処理
・バルコニー防水改修工事
など、
実際にどのような施工を行っているのかをご紹介していきます。

施工前の状態
既存防水層は全体的に劣化が進行しており、
端部や入隅部分にも劣化症状が見られました。
また、バルコニーから雨漏れがしているとの事で怪しい箇所をチェック。
フレームバリアが施されていて、なかなか雨漏り箇所を特定するのは難しいです。
ヘーベルハウスの防水は、
見た目だけでは判断が難しいケースも多くあります。

実際に現場へ上がると、
「あ、ちょっと気になるな」
という違和感が出ることがあります。
こういう感覚は、
長く現場をやっていると結構大事だったりします。
防水工事は、
単純に古いから全部やり替える、
という話だけではなく、
・既存防水層の状態
・下地の状況
・雨漏り
・納まり
なども含めて判断していく必要があります。

樹脂モルタル塗布
ヘーベルハウスの仕様ですと、
既存防水層の撤去が前提になるケースもありますが、
実際に現地調査をさせていただいたところ、
既存フレームバリアの密着性が高く、
下地の状態も比較的良好だったため、
今回は既存防水層を活かす形で、
樹脂モルタルを施工していきました。
防水工事は、
仕様通りに進めれば必ず正解という訳ではなく、
実際の現場状況を確認した上で、
「本当に撤去が必要なのか」
を判断していく事も大切だと思っています。

絶縁シート敷設
塩ビシート防水機械固定工法に必要となる絶縁シートを施工していきます。
塩ビシート機械固定工法では、
既存下地の影響を受けにくくするためにも、
この工程が重要になります。

入隅鋼板取り付け
この入隅鋼板は特注になります。
ヘーベルハウスは、
建物ごとに納まりや寸法が微妙に違うケースも多く、
既製品では綺麗に納まらない事があるためです。
どこまで既製品で収めるかより
建物に合わせてどう納めるかが重要になります。

IHディスク取り付け
ヘーベルハウスの防水工事でも採用されることの多い、
塩ビシート機械固定工法ならではの施工方法です。
実際に見る機会は少ないと思いますが、
防水工事は単純にシートを張っているだけではありません。
こういった工程を積み重ねながら、
防水層を形成していきます。

今回使用した材料。
アーキヤマデさんのリベットルーフHP2.0mm厚
リベットルーフHPは、長寿命を目的とし、特殊配合により製造された高耐久グレードの防水シートです。紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特長があります。人工促進暴露試験において30年相当経過しても伸び保持率が60%を上回っており、防水機能を十分保持していると評価しています。
なので、ヘーベルハウスの防水工事についてもハウスメーカー施工に近い品質をご提供できるとおもっています。
ただ、いくらいい材料で施工しても、誰が施工するかで大きく変わる気がします。

塩ビシート施工
水勾配、しわ、美観にこだわり敷設していきます。
防水性能はもちろんですが、
仕上がった時に
「綺麗だな」
と感じてもらえる施工を心がけています。

既存シール撤去
こちらは2日目の施工になります。
1日目で既存シールを撤去してしまうと雨漏りのリスクがある為、先に平場の塩ビシートを施工してからシール撤去を行っています。

既存シールを撤去した溝に、
躯体に合った鋼板を設置していきます。
この時、ビスの打つ位置を間違えてしまうとヘーベル板が割れてしまうななどリスクもあるため位置や納まりを見て施工しています。

立ち上がりの塩ビシート施工
なるべくシートのジョイント数を少なく、シワ、たるみ、美観にこだわり、長期的な防水性能も考慮し施工していきます。

IHディスク誘導加熱
事前に取り付けたIHディスク板を
専用のIH誘導加熱機を使用し、
塩ビシートと圧着していきます。

ラバロン塗布
塩ビシートと外壁の取り合い部分へ、
ラバロンを塗布していきます。
この部分は、
紫外線や熱の影響を受けやすいため、
シール材を保護し、
より長持ちさせる目的もあります。
ヘーベルハウスは、
こういった取り合い部分の納まりも重要になるため、
細かい部分まで確認しながら施工しています。


完了
今回のヘーベルハウスバルコニー防水工事では、
既存状態をしっかり確認した上で、
撤去が必要な部分、
活かせる部分を判断しながら施工させていただきました。
ヘーベルハウスの防水工事は、
ただ防水をやり替えるだけではなく、
躯体形状、
納まり、
既存防水層との相性など、
細かい部分の判断が非常に重要になります。

今回使用した
アーキヤマデ リベットルーフHPは、
高耐久仕様の防水シートとなるため、
長期的な防水性能も考慮した施工となっています。
また、
水勾配、
シワ、
ジョイント、
取り合い部の納まりなど、
仕上がりの美観にもこだわり施工させていただきました。
防水工事は、
完成直後よりも、
5年後、10年後に差が出る工事だと思っています。
今後も、
現地状況に合わせた最適なご提案を心がけていきます。

東京、千葉、埼玉、神奈川エリアで
ヘーベルハウスの防水工事や、
ハウスメーカー住宅の防水工事、
塩ビシート防水などでお悩みの方は、
お気軽にご相談ください。
現地状況をしっかり確認した上で、
建物に合ったご提案をさせていただきます。
無理な営業はいたしませんので、
現地調査だけでも大歓迎です。
株式会社江戸ワーク 飯泉 弘之
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