2025年10月16日
お世話になります。
今回はマンション屋上防水工事の施工状況のご紹介です。
既存防水層を全て撤去しなくても改修工事ができる、塩ビシート機械固定工法をご提案させていただきました。




既存ウレタン防水層の浮きがあるので、部分撤去していきます。

撤去した部分はしっかりとシール処理を行います。

絶縁シート張り
絶縁シートは、既存の防水層と新たな塩ビシート防水層が直接接触しないようにするために敷き込みます。
これによって、
既存層の膨れや不具合の影響が新しい防水層に伝わらない 下地と塩ビシートの間に動きを許容できる といった効果が得られます。

今回の施工ポイント
架台側面に断熱材を入れ、床と真っ直ぐになるようにします。

通りを意識して先端鋼板を取り付けていきます。

IHディスク取り付け
強い風の負圧で防水層が“めくれる”リスクがあります。
ディスク板を規定ピッチ配置し固定することで、
強風によるシートの浮き・めくれ防止 防水層の長期安定性アップ が期待できます。

入隅鋼板取り付け
ビスがしっかり効いているか1本1本確認しながら取り付けていきます。

IHディスク板が規則正しく綺麗に設置されています♪

平場塩ビシート張りです。
美観、水勾配、シワがでないように考えながら施工してます。

立ち上がり塩ビシート新設ですが、
熟練度が必要な工程です。
シワを出さないようにピンと張ることがとても難しいです。

脱気筒取り付け
建物の下地(コンクリートなど)には、施工時や経年で湿気が残っていることがあります。
もしそのまま防水層で覆ってしまうと――
日射や室内の温度差で湿気が水蒸気になり、膨張
防水層が「膨れる」「浮く」「剥がれる」
といったトラブルにつながります。
脱気筒はその湿気や水蒸気を逃がす“排気口”として機能します。

IHディスクの“IH”とは Induction Heating(誘導加熱) の略です。
ディスク内部の金属をIHヒーターで加熱し、塩ビシート裏面を溶かして接着します。

しっかり圧着されています♪

端末もしっかりとシール処理!

塩ビ改修ドレンを設置し完了です♪

架台廻りも断熱材を入れたので美しい仕上がりになりました♪

塩ビシートとウレタン防水の複合防水も綺麗に収まっています!



シワもなく綺麗で丈夫な防水層を作ることができました♪
ハウスメーカーだけではなく、マンション屋上塩ビシート防水工事も得意としております。
東京、千葉、神奈川、埼玉エリアで防水工事をご検討でしたら、是非ともお声かけください♪
お見積もり無料でご対応しております。
株式会社江戸ワーク 飯泉 弘之
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